競馬オヤジのG1物語
2015-12-26T18:08:06+09:00
TNPOINT
競馬歴30年の競馬オヤジが思いを込めてG1予想します。
Excite Blog
第60回 有馬記念
http://tnpoint.exblog.jp/25212830/
2015-12-26T18:09:00+09:00
2015-12-26T18:08:06+09:00
2015-12-26T18:08:06+09:00
TNPOINT
有馬記念
1年を振り返ると、春はドウラメンテが圧倒的な強さで2冠を制するも秋は戦線離脱。その穴は、NO2、3のキタサンブラック&リアルスティールがキッチリとバトンを受け取る格好となりました。一方、古馬戦線はチャンピオン級の馬たちの引退により、ゴールドシップがその期待を一身に受ける形となりました。しかし、個性派らしく“強かったり・脆かったり”で、結局は春の暫定チャンピオンとなったラブリーデイが秋には本格化となり、有馬記念はゴールドシップとラブリーデイの2頭が人気を2分する様相となってきました。稀代のクセ馬もここが引退レース。果たして、得意の中山コースでラストランを飾れるのか・・・興味深々のGPです。それでは、予想の前に先ずは前哨戦のレース評価から。JCは、天皇賞のリベンジに燃えた池添ショウナンパンドラの見事な差し切り勝ち。彼女自身が本格化したのは間違いないところですが、2着のムーアともども本命馬を目標にしての好騎乗。良馬場で時計自体はまずまずですが、着差は10着まで0.4差の大接戦。加えて、重賞初挑戦のジャングルクルーズに掲示板を許してしまったのはいただけません。ラブリーデイ以外の実績上位馬のレースぶりを見ても、明らかに最高峰G1とは言いがたい凡戦であったと辛口評価です。菊花賞は、ドウラメンテのいない穴を2頭がシッカリと埋め合わせたレースとなりました。ダービー惨敗から血統を不安視されたキタサンブラックですが、インコースで折り合いながら直線抜け出すレースセンスの良さは、正に本物と感じました。また、上位2頭に勝るとも劣らないレースをしたのがリアファル。出入りの激しい展開を、よく3着にしのぎ切りました、こちらも明らかに強い馬であると高く評価します。エリザベス女王杯は、馬場の渋る中をマリアライトが早めにスパートし、ヌーヴォレコルトを凌ぎ切った勝利は見事です。しかし、こちらも蛯名の好騎乗が功を奏した印象は強く、マイナス10キロでの勝利も次走に不安を残す結果と言えます。久々のルージュバックは15番枠から行き足が悪く、後方追走となりました。しかし、直線では持ち味の豪脚を披露し、次走に繋げるレースができたと評価します。 そこで、予想です。古馬陣営はラブリーデイの堅実さを除き、強さはさほど感じません。ゴールドシップのラストランに何かが巻き起きそうな予感もしますが、JCでの“おとなしさ”を見る限る、闘争心がなくなったようにも感じました。有馬記念における名馬の引退レースは数々のドラマを生んできましたが、オルフェーブルとともに、ステイゴードの後継種牡馬として彼の前途は洋洋です。体調は良くても目イチの仕上げはないのに加え、15番枠も不運な気がしています。ここは彼らしく“出遅れから4角大マクリ”で場内を沸かせ、無事にラストランを完走して欲しいと願っています。そこで、本命は強い3歳世代。ドウラメンテ&リアルスティールと好勝負を演じてきたキタサンブラックとしました。菊花賞の勢いに加え、この馬にはGP制覇に欠かせない、コース適正+先行力があります。勝っても勝っても人気にならないのは、地味?な血統背景に加え、やはり“キタサン”の冠が要因なのでしょうか?しかし、これまでの堅実さに加え素直な気性によるレースセンスの良さ・・・菊花賞の強さはもう本物だと感じています。馬場は不問で、ジョッキーもノリならば全く不安なし。何より、この馬は1月に後藤JKが手綱を取って見事に新馬勝ちを果たしています。今年の衝撃的なニュースの一つだった彼の悲報。こうした馬がGPで走るのも何か大きな縁を感じます。是非、彼の思い出も背負いながら、1年の締め括りのGPで激走して欲しいと願っています。相手も思い切って、3歳世代からルージュバックを抜擢です。ご存知のとおり、年初めにはダービー、凱旋門賞も視野に入れていたほどの逸材です。体質的に弱く、春は思う通りの結果には結びつきませんでした。それでもミッキークインとの比較においては、能力的に何ら見劣ることはありません。復帰戦の前走も直線で他場と接触しながら豪快に追い込んできた姿は、次走に十分期待を予感させる走りでした。何より、調教の動きは毎回牝馬離れした豪快な動き・・・今回も、前走とは比較にならないド迫力の調教を見せられては重い印を打たない訳にはいきません。ローテーションに加え今回は体調も申し分なし。是非とも、今年最後の一戦で大爆発し、世間をアット言わせて欲しいと願っています。そのほか、ラブリーデイのここ数戦はまさに優等生的なレース運びで堅実そのものです。今回も絶好枠の4番を引き当てましたがが、秋は4戦目。果たしてお釣りは残っているのでしょうか?2500Mの距離にも一抹の不安あり▲としました。それならば、大活躍のデム&ルメを押さえない訳にはいきません。とりわけ、リアファルは菊花賞1番人気。少々人気になり過ぎの感もありますが、もしかしたら化け物かも知れず“要注意”と感じています。4月のデビューからここまで絶好調の外人2人。来年以降の日本の競馬は果たしてどうなってしまうのでしょう。流暢な日本語で“嬉しいです”だの“頑張ります”だのと、ガンガン勝ちまくってきました。しかし、是非来年は、日本人の美徳でもある「遠慮」だとか「譲り合い」、「奥ゆかしさ」と言った精神も学び、若手ジョッキーにも活躍の場を与えて欲しいものです。さあ、いよいよ第60回有馬記念。中山競馬場に再びフルコーラスの“まつり”が響き渡るのか、それとも新たな女傑伝説の幕開けか、はたまた再び外人ジョッキーにしてやられるのか・・・記念すべき第60回有馬記念・・・今年もこの目でシッカリと見届けたいと思います。◎キタサンブラック○ルージュバック▲ラブリーデイ△リアファル△サウンズオブアース ]]>
第57回 有馬記念
http://tnpoint.exblog.jp/19708621/
2012-12-22T18:00:00+09:00
2012-12-22T14:26:21+09:00
2012-12-22T14:26:21+09:00
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有馬記念
今年は、周知のとおり“牡馬・牝馬とも3歳馬強し”の1年となりました。ジェンティルドンナの牝馬3冠+JC制覇を筆頭に、毎日王冠、天皇賞といった秋の主要レースにおいても3歳馬の強さが一際目立ったレースが続きました。
これらの勢いからすれば、有馬記念も素直に3歳馬を軸に組み立てるのが常道と考えます。とりわけ、皐月賞、菊花賞をロングスパートで制したゴールドシップが軸馬としては最適でしょう。今日の降雨により、明日は多少荒れた馬場になるのは必死です。道悪の皐月賞の経験からも、まずは連対を外すことは考えにくいと判断しました。ただし、安定感のない荒削りなレース振りからは、初の古馬挑戦で取りこぼすことも十分に想定」しておかなければいけません。
そこで、本命は良血ルーラーシップとしました。実力は現役屈指のものがありながら、ゲート難により国内G1は未だに無冠です。秋2戦も最速の上がりを駆使しながら連対に届かないといった、もどかしいレースが続いています。しかし、そこは名手ウイリアムス・・・同じ失敗を2度繰り返すことは考えられません。また、今回は角居トレーナーがゲートインまで付いていく熱の入れようです。調教もハードに施され、まさに今回は背水の陣で挑むグランプリとなります。
SSの血が入っていない血統構成から、引退後は種牡馬の道が約束されていますが、どうか、お母さまの無念を晴らすためにも、有馬記念の勲章を手みやげにスタッド入りを果たして欲しいと願っています。堂々の本命です。
そのほか、「秋は結果が出ていないも天皇賞好時計勝ちのビートブラック」、「調教の動きからは不安大もBCターフ好走で武豊が怖いトレイルブレイザー」、また「有馬記念のラッキー馬番3に入ったスカイディグニティ」など気になる馬はいますが、有馬記念はこれまで30年近く、毎年3・4歳馬が必ず1頭は連対を果たしています。このデータから、馬券作戦は思い切って単勝9・馬連9-13・馬単9→13の1点勝負で潔く挑みたいと思います。
◎ルーラーシップ
○ゴールドシップ
▲スカイディグニティ
△ビートブラック
△トレイルブレイザー
済みません、昨夜より一部印を打ち変えました・・御容赦くださいませ。頑張れ、オボッチャマクン!
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第79回 日本ダービー
http://tnpoint.exblog.jp/18350569/
2012-05-26T21:57:52+09:00
2012-05-26T21:57:30+09:00
2012-05-26T21:57:30+09:00
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日本ダービー
まだまだ、若い連中に負ける訳には行きません。明日の「第79回日本ダービー」、全精力を傾注しながら、老骨鞭打ってバリバリ開門ダッシュを敢行いたしたいと思います。
さて予想ですが、今年の3歳戦の主要レースは、例年以上に雨に祟られました。このため、各馬の能力レベル差について、若干判然としないところがあるのは否めません。このため、人気の分布とは裏腹に「混戦模様」的な下馬評になっているものと想像します。
しかし、馬場が悪かった皐月賞とは言えども、結果的に上位人気馬が掲示板を占めた以上は、皐月賞組の能力レベルは、他路線組よりも数段上であるとの推測から予想を組み立てます。
本命は、人気でもワールドエースです。馬の強さは今更語るまでもありません。デビュー前から“3冠”を意識してきた陣営の思惑に加え、その容姿も父ディープに最も似ているといわれるその姿からは、「まさにダービーを取るために生まれてきた逸材!」であると言っても過言ではないでしょう。皐月賞は、馬場+コース取り+ウチパクの好判断の前に、大外から猛然と追い上げながら、わずかに届きませんでしたが、馬の強さは誰の目にも“ワールドエース強し”、を強烈に印象つけたレースでした。
この馬の強さは、何と言ってもきさらぎ賞で証明できると思います。負かした相手はその後、オープン戦や重賞を勝ちあがったほか、時計もレコード決着+33.0の上がりなど、高速決着に対応したレース内容は、トライアルの中でも秀逸です。明日は、高速馬場に加え上がり勝負は必死です。まさに、この馬のために全ての舞台装置は整った感がしています・・・揺ぎ無く不動の大本命といたします。
一方の、ゴールドシップについては、スタミナ勝負のレース経験が多く、時計勝負になった時、果たしては道中ついていけるのかの不安が過ぎります。共同通信杯も4角は追っ付けどうしであり、エンジンのかかりが遅い同馬にとって、明日の高速馬場の対応は当に試金石になるのではと考えています。
相手は、日本レコード+中2週+今年既に5戦消化のトーセンホマレボシや、青葉賞完勝とは言えども、それほど強くない弥生賞で掲示板を外しているフェーノーメノ、また、きさらぎ賞でワールードエースよりも早い上りを叩き出したとは言えども、ダービーを狙うにはいささか異例過ぎるローテーションのヒストリカルならば、やはり王道を歩んできた、皐月賞上位人気組が良馬場で、その実力を如何なく発揮するものと信じます。
◎ワールドエース(祐一)
○グランディツア(池添)
▲ディープブリランテ(岩田)
△ゴールドシップ(内田)
△トーセンホマレボシ(クレイグ)
鞍上の祐一ジョッキーにとっては、デビュー2年目キングヘイローで味わった苦い経験を自ら晴らす千載一遇の大チャンスです。どうか明日は、父洋一氏のためにも堂々とダービジョッキーとなって、世界のホースマンへの仲間入りを宣言して欲しいと心から願っています。
頑張れ、祐一!男になれ!
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第56回 有馬記念
http://tnpoint.exblog.jp/17442382/
2011-12-24T18:39:39+09:00
2011-12-24T18:27:50+09:00
2011-12-24T18:27:50+09:00
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有馬記念
今年も早いもので有馬記念です。史上7頭目の三冠馬VS女王との最初で最後の対決に、ボルテージは最高潮です。 ただし、ここ数年サンデーレーシングの勝負服がG1を席捲しているように、今回のグランプリにおいても社台関係の出走馬が大挙出走しています。さながら「暮れのシャダイ大運動会」といっても過言ではないでしょう。競馬は「生産」というものがあって成り立っているゆえ、本来的に巨大な組織が一人勝ちすること自体、決して好ましい状況とは言えません。個人的には、競馬の将来を考えると非常に憂慮される事態と捉えています。しかしこれも時代の流れの中、仕方のないことでしょう。
かつては「サンデーRを始めとする共同馬主の馬はクラッシクレースは勝てない。」と提唱してきた身の上からすれば何ともお恥ずかしい限りですが、今後は馬本来の持つ資質に着目しながら、予想を組み立てていくことを身上といたします。
さて、その予想ですが、まずは過去15年の連対馬データを以下にまとめてみました。
1 同年の宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンC,オークス、菊花賞、エリザベス女王杯、京都大賞典、海外G1の連対馬
2 同年の天皇賞(秋)、ジャパンCのいずれか一方に出走し5着以内
3 同年の天皇賞(秋)、ジャパンCのいずれか一方にのみ出走、または両レース不出走で、同年の中山芝2200M以上の重賞連対か、前年も含めた中山のG1優勝
これにより、マツリダゴッホもタップダンスシチーも、またアドマイヤモナークも語る事ができます。いわゆる「中山マイスター」を炙り出すことがGP解読のカギとなりますが、今年はAJCをトーセンジョーダン、中山記念をヴィクトワールピサ、オールカマーをアーネストリーと、人気になっている馬たちが勝利を飾っています。(日経賞は阪神で開催のため対象外としました。)
以上、今回のデータから抽出される馬は、ブエナビスタとオルフェーブル、更にアーネストリー、トーセンジョーダン、ヴィクトワールピサ、ローズキングダムの6頭。いずれもブエナに対し土をつけたことのある馬たちとなります。すなわち、今年のGPには中山を得意とする穴馬は存在せず、人気サイドでの決着濃厚と推測いたしました。
そこで、この6頭の取捨選択です。
まずはローズキングダム。1年前のJCを繰り上がりで勝利したとはいえ、ブエナビスタには1度たりとも先着はできていません。ここ2戦も完全な力負けの状況下からは、今回も厳しい戦いは否めないと判断します。
天皇賞から直行で穴人気のアーネストリー。前走は外枠からのスタートで急流に飲み込まれたのが敗因とは言え、2秒5も離されたのはいただけません。宝塚記念やオールカマー圧勝からは見限れませんが、6歳という年齢からも、一変の巻き返しは期待薄と考えます。
ヴィクトワールピサの前走も負け過ぎの印象です。歴史的な快挙を遂げた馬であり、これ以上の惨敗はあってはならないことは調教師も認識しているようで、負ければ引退も示唆しています。まさに背水の陣を敷いた一戦となりますが、本来的にこの馬は2000Mがベストと思っています。ただし、中山4戦4勝+鞍上デムーロ+調教内容一変など、逆転の可能性はありと見ました。ここは連下候補としておきます。
一方、好調の外人ジョッキーですが、本来であれば家族とともに過ごす楽しいクリスマスの季節です。それを返上してでも、日本の風物詩「アリマキネン」に参戦してくる意気込みは毎年並々ならぬものがあり、それは昨年の上位独占が証明しているところです。今回も、データ的には当てはまらなくとも、メンディザバルの一発を警戒し、大器ルーラーシップを連下に押さえます。
さて、残るはJC1・2着と三冠馬の上位人気3頭です
オルフェーブルの強さは、JCにおけるウインバリアシオンを引き合いにしても、十分古馬にも通用するものとの見方が多勢であり、何ら否定は致しません。京都新聞杯の上がりや菊花賞の好時計決着からも既に証明されているところです。何やらナリタブライアン並みの圧勝を飾るようにも感じています。しかしながら、歴代の三冠馬の古馬初対戦は、ルドルフやディープも後塵を拝しているように簡単ではありません。また、この馬のヤンチャナ性格から折り合い面での一抹の不安も拭えません。現在のところ、歴代の3冠馬ほどの完全無欠な名馬の域に達しているとは決して思えず、ここは単穴評価としておきます。
ただし。歴史に名を残す三冠馬は、決して無様なレースだけは許されません。是非、名に恥じぬレースを演出して欲しいと願っています。
さて、本命は強い古馬2頭から選択することになりますが、この2頭の力は、天皇賞とJCを見る限り、他馬との力差は、明らかに2~3枚違うことは疑い様のないところです。
ブエナビスタの強さは、いまさら語るべくもありません。これまで健気に走り続けてきた彼女には、最後にもう1つGPの勲章を手に添えて、引退式に望んで欲しい気持ちで一杯です。しかしながら、中山コースは彼女にとって答えを出さなければならない約束の場所ではあっても、決して“聖地”とは言えません。ましてや今回が引退レースであり「無事完走」こそが、岩田ジョッキーを始め関係者に課せられた最優先の使命であると考えます。馬自身は普段と変わらぬ調教内容ですので、今回も彼女は必ずゴール前抜け出してくるでしょう。しかし、大きな期待よりも、ブエナビスタらしいレースが見れれば十分と感じています。明日は、そっと単勝馬券を握りしめ、声援を送りたいと思います。
予想の上での本命は、トーセンジョーダンとします。この馬の充実振りは、秋2戦のレースで既に証明済みです。明らかに東京よりも中山コースに適正があるのも、2強には大いなる脅威でしょう。加えて、鞍上のウイリアムスが頼もしく、JCのゴール後「有馬記念を見ててくれ!」と語った言葉が忘れられません。3週連続G1制覇も、ハングリーな外人ジョッキーならば難なくやってのけると見ました。JC後に疲れが出たとの報道もありましたが、むしろ調教で遅れた前走の調教内容よりも、大きなストライドで豪快に駆け抜けた今回の姿は、好調キープと判断します。アーネストリーをマークしながら、3角からのロングスパートでスタミナ勝負に持ち込みたいところです。
◎ トーセンジョーダン
○ ブエナビスタ
▲ オルフェーブル
△ ヴィクトワールピサ
△ ルーラーシップ
今年は未曾有の震災に見舞われた年・・・そんな1年の締め括りには、天地がひっくり返るような有馬記念だけには決してなって欲しくないと思っています。皆が「いいレースだったね!」と言えるような、そんな感動あふれるゴールの瞬間を、是非ともお祈りいたしましょう。
では、皆さんGOOD LUCK!
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第55回有馬記念
http://tnpoint.exblog.jp/14642985/
2010-12-25T17:21:30+09:00
2010-12-25T17:18:22+09:00
2010-12-25T17:18:22+09:00
TNPOINT
有馬記念
さて、ローズキングダムが回避し、人気もブエナビスタ一色の有馬記念となりました。果たして、JCの借りを見事に返す事ができるのでしょうか?過去にも秋3戦のG1を全てブッコ抜いた馬には、テイエムオペラオーやゼンノロブロイなどの例もありますが、これはあくまで牡馬の話しです。好調期間の短い牝馬に、同じ芸当ができるとは到底思えません。1分58秒で駆け抜けた天皇賞、瞬発力勝負となり、斜行しながらも目一杯に弾けたJCなど、激走による目に見えない疲労は少なからずあるものと想像します。
何より、中間の調教後馬体重は460キロ。輸送前にもかかわらず既に2キロ減となっているのは不吉な予感の兆候でしょう。小柄な牝馬ゆえ、当日これ以上大幅に減るようであれば、彼女にとって大ピンチとなるような気がします・・・明日の馬体重は大いに注目です。
そこで、本命はペルーサです。既に青葉賞からテンポイントに似た栗毛色の好馬体、優雅な雰囲気、そして豪快なレース振りに魅せられております。その後の歯痒いレース内容も、これまたスター性十分な雰囲気を醸し出しており、ウオッカとはまた違った意味で追いかけたくなる逸材と感じています。
承知のとおり、ゲートの出方に注目なのは疑いようもありませんが、仮に練習の成果が実ることなく、またしても出遅れたとしても、この馬のもつポテンシャルの高さと底力で、3コーナーから早めに大外を捲りながら上がって行けば、勝機は十分と考えます。東京コースばかりを使われていますが、若葉Sでヒルノダムールを全く寄せ付けなかった内容からも、右回りでも絶対に走るはずです。能力的には、天皇賞、JCのレース振りから唯一ブエナビスタを力で負かす事ができる馬と信じておりますので、あすこそは乾坤一擲のレースで初G1を奪取して欲しいものです。
相手も、同じく人気はガタ落ちも、ウオッカと同等の能力があるオウケンブルースリです。この秋は順調さを欠いていますが、今回は馬体も絞れJC時の状態に戻っている本来の姿のようです。いつものとおり、大外を唸るように捲くり、豪快なレースで弾けて欲しいものです。
そのほかでは、やはり強い3歳馬となります。ヴィクトワールピサですが、海外遠征2戦から目一杯のJCによる疲れはないのでしょうか・・・あくまでも、距離2000Mまでの馬と思っていますが、好枠と鞍上が怖いので注意は必要です。ならば、前走は力んで走っていたことで、本来の力を出せなかったエイシンフラッシュのほうが妙味でしょう。リーディングジョッキーの座がかかった鞍上ともども、一発を狙ってくると感じています。
◎ ペルーサ
○ オウケンブルースリ
▲ ブエナビスタ
△ エイシンフラッシュ
△ ヴィクトワールピサ
本命、対抗は、共にブエナビスタに跨ったことのあるアンカツとノリです。どうか明日は秘策を持って現役最強牝馬を打ち負かして欲しいものです・・・では皆さん、L-WING目指して頑張りましょう!
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ウオッカ引退
http://tnpoint.exblog.jp/12953296/
2010-03-07T17:19:00+09:00
2010-03-07T17:22:14+09:00
2010-03-07T17:19:37+09:00
TNPOINT
競馬
レース直後は、負けた相手がレッドディザイアということで、少々悔しい気持ちも沸き立ちましたが、引退と決まった今は、強い日本の後輩達に道を譲る形で幕を下ろすのですから、気持ちは晴れ晴れと納得した気分です。これで、無事に母親になれるのかと思うと、大いに感慨深いものがこみ上げてきます。
これまでの、彼女の功績を改めて振り返る必要もありませんが、ダイワスカーレットを始めとした強豪相手に激突したレースで弾ける姿は、まさに稀代の名馬に全く劣るものではありません。恐らくは競馬オヤジが生きている限りは、こんな牝馬には2度と巡り合えないと確信しています。
東京競馬場のターフを、わが庭のように駆けめぐり、日本ダービー、天皇賞、JC、安田記念と、全ての主要G1を手中に治めた彼女にこそ、「史上最強の牝馬」の称号を与えるべきです。また、府中に銅像を建立しながら、長くその伝説を語り伝えていくべきと感じています。
数々の府中での名勝負を全てライヴで見せていただき、今は心の底から感謝の気持ちで一杯です。母となり、近い将来子ども達が府中のターフに姿を現すのを、心待ちにしたいと思います。
もう感動は十分いただきました・・ウオッカご苦労様・・そして、ありがとう。
長年ご愛顧いただきました「競馬オヤジのG1物語」ですが、ここでしばらく休刊させていただく事といたします。競馬への想いが薄れた訳ではありませんが、ウオッカ引退に伴い、競馬との向き合い方について少し考えさせていただく時間を頂戴したいと思っています。誠に身勝手な振る舞いですが、どうかご勘弁ください・・・またお会いできる日を楽しみにしています。]]>
第54回 有馬記念
http://tnpoint.exblog.jp/12563946/
2009-12-26T18:27:09+09:00
2009-12-26T18:26:59+09:00
2009-12-26T18:26:59+09:00
TNPOINT
有馬記念
内枠を引いたのは、横山が腹を括った競馬に徹する事が出来るという点で、特段、問題視はしません。しかしながら、これまでのレースの使われ方に疑問を感じます。夏から使い始め、凱旋門賞の取り止め、返す刀で秋華賞を降着、エリ女では後方から究極の上がり32.9秒で届かずと、小さい体を一杯に躍動させながらも夏以降の競馬に全くツキがありません。陣営は“疲労はない”とは言うものの、これだけ究極の末脚を繰り出してきた3歳の牝馬に、今年最後にもう1回ガンバレと言うのは余りに酷ではないでしょうか。例年とは違い、早い時計の出る馬場状態なのが唯一の救いと言えなくもありませんが、ここは厳しい戦いになると判断しました。ただし、各紙面では同じような論調で軽視されている傾向も見受けられる点や、健気に頑張る彼女の姿に敬意を表し、異例の★とさせてください。勝ったらウオッカの後継者として素直に脱帽します。
さて焦点は、3歳牡馬陣が5歳以上のオジサン達に通用するかでしょう。JCを59秒のハイペースで逃げたリーチ、朝日CCでキャプテントウーレに迫ったブレイクランアウト等のレースを見る限りにおいては、今回の古馬のメンバー構成ならば、乗り方ひとつで十分に太刀打ちできると判断しました。
そこで本命はイコピコです。馬の持つポテンシャルは、神戸新聞杯や菊花賞の末脚を見る限りトップクラスであることは間違いありません。菊花賞から直行でない点を懸念していましたが、前走は目標としていたJCを無念の除外となり、言わば“ガス抜き”のために出走したようなものです。適距離とはいえない距離1800Mをあえて先行させ、改めて弱点を把握できたレースぶりは、明らかにこの有馬記念を狙ってのものと推察しました。何より、全国リーディングの座をほぼ手中に収めた、名手ウチパクが乗る点も大いなる勝負気配を感じます。人気は拮抗しているとは言いながら、前日オッズ9番人気は少々バカにされ過ぎではないでしょうか。雨の心配もなくなり明日も好時計の出る馬場は必至です。リーディングに花を添えるべく「名手の一撃」が最後に決まるものと確信し、不動の本命といたします。
相手も差し馬からドリームジャーニーを選びました。陣営の手応えは相当なもので“出来は宝塚記念時とほぼ同じ状態にある”とのことです。事実、調教の動きは秀逸で、メンバー中ナンバーワンと言える状態を感じとりました。この馬の末脚が生きる右回りの中山コースの今回は、実力をフルに発揮できるものと思います。
そのほかの3歳馬では、ロジユニヴァースが未だに復帰できない状況を見る限り、あの極悪馬場のダービーを戦った組は、その後の疲労による後遺症が懸念されます。ならば、鞍上の若さに一抹の不安はあるものの、今回も前走同様、冷静に乗る事が出来ることを条件にスリーロールスを単穴としておきます。そのほか、武豊が珍しく自身のブログで泣きを入れたのは“密かな秘策あり”と見てリーチザクラウンも警戒しておきます。
また古馬陣営では、JCは自分の形に持ち込めなくとも、よく7着に踏ん張ったマイネルキッツを△評価としておきますが、チョリース松岡から三浦君への乗り替わりでどうでしょう。一方、マツリダゴッホは既に往年勢いはないと判断し無印勝負です。
◎ イコピコ
○ ドリームジャーニー
▲ スリーロールス
△ リーチザクラウン
△ マイネルキッツ
★ ブエナビスタ
今年も1年無事にG1予想を終える事ができました。これもひとえにウオッカを始めとする名馬たちが、さまざまな素晴らしいレースを目の前で見せてくれたからに他なりません。来年は競馬オヤジにとって「試練の始まり」となりますが、今後とも決して人生の軸足を競馬から外すことなく、感動のレースを探し求めたいと思っています。
今年も1年ご愛読いただきありがとうございました・・・またお会いしましょう。
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第61回 朝日杯FS
http://tnpoint.exblog.jp/12523599/
2009-12-19T10:58:21+09:00
2009-12-19T10:58:19+09:00
2009-12-19T10:58:19+09:00
TNPOINT
朝日杯FS
彼女の幸せを心から祝福したいとは思いつつも、せめて”別れの一言“を囁いてから旅立ってもらいたいのが、人情というものでしょう。壮行レースとはいいません、引退式でなくても構いません。せめて、東京競馬場で「最後の別れのお披露目式」位はかなえてはくれませんか?
府中のターフは彼女の庭なのですから。
そんな黄昏れた状況なので、今週も印のみとさせていただきます。来週は万難排して予想に取り組みます。
◎ キングレオポルド
○ トーセンファントム
▲ ローズキングダム
△ ダイワバーバリアン
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第61回 阪神JF
http://tnpoint.exblog.jp/12489751/
2009-12-13T10:52:00+09:00
2009-12-13T10:55:24+09:00
2009-12-13T10:52:26+09:00
TNPOINT
阪神JF
第10回 ジャパンカップダート
http://tnpoint.exblog.jp/12442644/
2009-12-04T22:53:47+09:00
2009-12-04T22:53:55+09:00
2009-12-04T22:53:55+09:00
TNPOINT
ジャパンカップダート
パドックを歩く姿は、いつも以上に優雅すぎるほどでしたが、それは逆に“元気がないのか?”“もうレースをしたくないのか?”と疑心暗鬼になったのも偽らざる事実です。しかし、それは全くの杞憂でした。スタートから好位4番手につけ、道中はいつも以上に折り合いよく進み、直線は速めに弾けながら先頭に立ち、迫るオウケンブルースリの末脚をギリギリ封じ込めるといった、これ以外に勝つ方策はない、といったルメールの騎乗で、見事に“府中最後のG1”を力でもぎ取りました。「運が強い」といえばそのとおりでしょうが、好位追走での2:22:4の時計は、実力のない馬に叩き出せる時計では決してありません。まさに、名実共に歴史に残る名馬が最後に見せた「生涯最高のレース」として、このJCは長く語られていくものと確信します。
激しいレースの後遺症は、鼻出血という形で彼女の有馬記念出走の権利を奪いました。幸い症状も軽く問題はないとのことですが、恐らくこれで彼女は現役引退の運びとなるのでしょう。しかし、もう十分です。これだけ彼女の人気が沸騰し、さまざまな感動的なレースを演出した裏には、彼女の戦績にたびたび訪れる“屈辱や挫折感”があったからこそです。負けても挫けても、再び立ち直り、ここ一番の大レースで期待に応えるパフォーマンスこそが、彼女の真骨頂であり、多くのファンを魅了した一番の要因でしょう。
でも、これ以上の戦績は彼女に必要ありません。後は、年明けに府中のターフで引退式を行い、無事に母親となるべく牧場へ旅立って欲しいと願うばかりです。そして、近い将来、彼女とダイスカのご子息同士が再び府中のターフで激突する姿を、是非見てみたいものです。
競馬オヤジの生きている時代には、もうこんな馬には2度とお目にかかれないでしょう。数々の感動と名勝負を見せてくれた彼女に対し、敬意を表すると共に、深く御礼申し上げたい気持ちで今は一杯です。よく頑張った、ありがとう!ウオッカ!
そんな訳で、G1レースは続きますが、気持ちがウララカな状態となってしまい、予想自体をする気になりません。印のみでしばらく勘弁願います。
◎ エスポワールシチー
○ マコトスパルビエロ
▲ ワンダーアキュート
△ ヴァーミリアン
△ サクセスブロッケン
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第29回 ジャパンカップ
http://tnpoint.exblog.jp/12404834/
2009-11-28T17:53:32+09:00
2009-11-28T17:53:27+09:00
2009-11-28T17:53:27+09:00
TNPOINT
ジャパンカップ
折りしも今回、秋2走の完敗を受けた形から武豊からルメールへの乗り替わりとなりました。フランスの名手とは言え、これだけ難しい馬を、果たして距離2400Mのテン乗りで御すことが出来るのでしょうか。期待よりも不安のほうが大きく先行してしまいます。
また、いかに生涯最高の出来とはいえ、8歳のカンパニーに2戦続けて敗れた結果からは、残念ながら「往年の力に翳り」がでてきたと認めざるを得ません。不安要素しか出てこない中でのJC出走ですが、体調自体は変わらず、いつもの彼女らしい“切れ”が出ていますので、明日はルメールの腕にすがるしかありません。
天皇賞以上に厳しい戦いになるのは承知のうえで、彼女の強さを信じて不動の本命です。
強敵はリーチザクラウン(というよりも武豊)でしょう。名手といえども実質上、降板された形での乗り替わりです。プライドが傷つかない訳がありません。打倒ウオッカに向け「武豊執念
の大逃げ」が脅威です。
そのほか、距離不足とはいえカンパニーに0.8もの差をつけられたオウケンブルースリや、休み明けの天皇賞を激走しすぎてしまった連覇を狙うスクリーンヒーローならば、外国馬が上位と見ました。中でもコンデユイットは、2:23秒台の持ち時計でBCを連覇した実績が評価されています。強行ローテなのは確かですが、安定感抜群な戦績や、何より4歳という年齢からも、世界レベルの末脚でアッサリ差し切られても全く不思議ではありません。要注意です。
◎ ウオッカ
○ リーチザクラウン
▲ コンデユイット
△ オウケンブルースリ
△ レッドディザイア
「もう負ける姿は見たくない」と公言した調教師の言葉からは、負ければ“引退”となってしまうのでしょう。勝ったとしても、東京競馬場で彼女のレース見れるのは、恐らく最後になるのではと覚悟しています。府中のターフを、これだけ激しく揺さぶってきた彼女ですが、明日はその集大成となるレースを是非見せて欲しいと願っています。
あの日本ダービーを思い出せ!頑張れ!ウオッカ!
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第26回 マイルCS
http://tnpoint.exblog.jp/12364177/
2009-11-21T18:07:11+09:00
2009-11-21T18:07:17+09:00
2009-11-21T18:07:17+09:00
TNPOINT
マイルCS
さて、その8歳馬のラストランとなるマイルCSですが、実力の知れない外国馬2頭及びカンパニー以外はどれも小粒なメンバー構成です。そのカンパニーですが、前走は鮮やか過ぎる勝利でした。しかし、8歳という年齢には少々過酷なタイレコード決着ではなかったかと危惧しています。年齢的に見ても3戦続けての激走が可能とは到底思えません。天皇賞を勝ったことで種牡馬としての地位が確立した以上、この引退レースは“無理をしてまで”のレースはないと見ました。確実に切れる末脚から無様なレースはないでしょうが、ここは3着候補までと腹を括ります。
ならば、本命は先週に引き続き、ここも果敢に外国馬で攻めます。本命はフランス牝馬サプレザです。キャリア・戦績・持ち時計など、いずれも底を見せていないのは、先週のシャラヤナ同様不気味です。馬体も430キロと小柄な体は、調教を見る限り全身バネを感じさせる動きです。鞍上も京都マイルを知り尽くしたペリエならば、不安は全くありません。日本を含め世界中を席捲する“強い牝馬”の1頭として、このレースは、彼女がこれから売り出していく”お名刺代わりの桧舞台”と推察しました。今週こそは、ザルカヴァから続く欧州牝馬のレベルの高さを知らしめて欲しいと思います。
もう1頭の牝馬エヴァズリクエストも前走G1勝ちから注意しなければならない所ですが、こちらは少々戦績が荒っぽいため、あっさり軽視します。
そこで相手にはG1天皇賞組から、キャプテントウーレを抜擢です。初の東京コースとなった前走は、終始マツリダゴッホに被せられ苦しい競馬を強いられました。しかしながら、直線坂下まではよく粘っており、右回り平坦の距離短縮となる今回は、持ち味である自在の競馬が存分に可能とみました。実力的にも皐月賞馬であり、ここは意地を見せて欲しいと願っています。
そのほかでは、馬よりも鞍上重視で3着候補を絞ります。特に、スミヨンのヒカルオオゾラは実力はありながら1枚足りない競馬が続いています。距離・コースとも今回は絶好の舞台であり、鞍上強化で大駈けがあればこれでしょう。また、ひと叩きされた3歳馬フィフスペトルもルメール鞍上で要注意としておきます。
◎ サプレザ
○ キャプテントウーレ
▲ ヒカルオオゾラ
△ カンパニー
△ フィフスペトル]]>
第34回 エリザベス女王杯
http://tnpoint.exblog.jp/12323669/
2009-11-14T18:18:47+09:00
2009-11-14T18:18:52+09:00
2009-11-14T18:18:52+09:00
TNPOINT
エリザベス女王杯
そんな訳で、肉体的・精神的にも出涸らし状態のため、予想は印のみでご勘弁ください。
◎ シャラナヤ(変わらずの“外国馬かぶれ”ですが、キャリアからもこの馬は“本物の牝馬”であって欲しいと願っています。)
○ ブロードストリート(ブエナビスタへの借りを今度は男藤田が雪辱すると見ました。)
▲ ブエナビスタ(このメンバー相手に勝っても大きな勲章にはなりません。JCに行かないのはサンデーRだからでしょうか?)
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第140回 天皇賞(秋):回顧録
http://tnpoint.exblog.jp/12250472/
2009-11-02T20:55:00+09:00
2009-11-14T18:16:34+09:00
2009-11-02T20:55:28+09:00
TNPOINT
天皇賞(秋)
俗に言う「武のタメ殺し」などと道中の位置取りを批判する向きもあるようです。しかし、毎日王冠時のように自ら目標となるのを嫌うが故に、あえてポジションを後方にとり、彼女の爆発的な末脚勝負に賭けたのでしょう。折り合いも十分につきながらの追走で、内を突いて一瞬行き場をなくしたものの、上がり32秒9で弾けているのですから、決して責められた騎乗ではありません。無欲で切れ味を存分に発揮した、勝利馬と鞍上を称えるのが筋であるのは十分承知しています。
しかしながら、昨年の天皇賞を始め、マイル戦ではことごとく返り討ちにしてきた8歳馬のカンパニーに2度続けて後塵を拝した事実に、何とも言いようのない悔しさとショックを受けています。逃げて後続の目標にされた前走は仕方ないにしても、ひと叩きされた今回、この馬だけには絶対に負けることがないと信じていただけに、あまりに驚愕な結末です。最もショックなのは武豊自信であろうし、自ら認めるとおり「完敗」とうな垂れるしかありません。更に追い討ちをかけるように、武の発言を受ける形で、角居調教師も「もう負ける姿を見るのはかわいそう。」「1人では決められないが・・・」とリベンジの機会どころか、このまま引退をほのめかす微妙なコメントも出ています。
元々、秋は3戦の予定であり、最大の目標はあくまでも次のJCです。とは言うものの、昨日の結果を見る限りにおいては、次走で巻き返すには、あまりに前途多難な敗戦となってしまったのは紛れもない事実です。ダービーを勝っているとは言え、2400Mの距離が向いていない事は前2年の結果からも明らかです。
しかし、決して状態が悪い訳ではありません。今度はスクリーンヒーローを始めとした長距離適性のある馬たちにも注目が集まる中、人気のプレッシャーから少しは解き放たれるはずです。稀代の名牝であり、これ以上プライドを傷つけられないのはそのとおりです。
ですが、我がままを承知で言えば、勝っても負けても、あと1戦だけ、最後に彼女らしい集大成を府中で魅せて、無事牧場に帰って母になって欲しいと願わずにはいられません。
「受けた借りは必ず返す」のが武豊の真骨頂です。あのオグリキャップのような“感動のラストラン”を期待するのは、ファンとしてあまりに虫が良すぎるでしょうか?
昨年の歴史的名勝負から一転、何とも秋風寒く、心寂しい天皇賞となってしまいました。]]>
第140回 天皇賞(秋)
http://tnpoint.exblog.jp/12236339/
2009-10-31T17:04:00+09:00
2009-11-02T20:50:42+09:00
2009-10-31T17:04:43+09:00
TNPOINT
天皇賞(秋)
事実、前走のパドックは+6キロの完調手前とは言え、毛艶も一息で、落ち着いているという表現よりも、明らかに元気がないような感覚を初めて覚えました。既に5歳の秋を迎える中、状態面に関しては、これまで以上を望むのは酷なのかも知れません。
ただし、毎日王冠のレース後は順調に調整され、調教の動きを見る限りにおいては、いつもの彼女らしい“切れ”も出ています。1600Mに比べ2000Mは、決して最適とは言い難い距離ですが、先行馬の多い今回は、4~5番手で上手く折り合い、いつもの末脚勝負に徹した競馬ができると信じています。武豊にして、「もうこれ以上、彼女が負けるところを見せるわけにはいかない。必ず巻き返す。」の強い決意表明もありました。勝てば“牝馬初の秋の天皇賞連覇”よりも、“史上初の府中における秋天連覇”に先人(?)たちが成し得なかった大いなる価値があります。厳しい戦いになるのは承知のうえで、今回もウオッカの強さを信じて不動の本命です。
相手は、「打倒ウオッカ」に向け、一丸となって取り組んでいるシンゲンが強敵です。時計勝負、府中における実績、3度の骨折以外は大崩れのない戦績など、まさに最初で最後の天下統一のチャンスでしょう。陣営も春から「目標は秋天」と高らかに公言をしており、そのとおりの強さを身に付けてきました。鞍上は藤田ですから、恐らく武豊をピタリとマークする位置に付け、直線は出し抜けをくらわすように早めにスパートするはずです。距離適正では“一日の長”があるこの馬の先行力が、彼女にとって最大の強敵になると考えています。
他の陣営では、スクリーンヒーローやアサクサキングスは時計勝負の2000Mに、マツリダゴッホ、ドリジャニ、メガワンダーは府中コースとの相性に、それぞれ不安を覚えます。
ならば4歳馬でしょう。オウケンブルースリは距離や高速馬場への対応よりも、秋のG1を見据え、勝利が至上命令だった前走が目一杯の勝負ではなかったのか?と感じていますが、鞍上が脅威です。また、キャプテントウーレは府中コース初経験も未だ底を見せず、今回も先行力が大いなる武器になるとみました。鞍上の川田とともにこちらも要注意です。
◎ ウオッカ
○ シンゲン
注 オウケンブルースリ
注 キャプテントウーレ
強さと弱さが同居するが故、彼女の出走するレースには、いつも「大丈夫なの?」がつきまといます。だからこそ、人々は彼女の魅せるパフォーマンスに期待し、その声援に見事に応える形で、数々のG1レースにおいてファンの心を激しく揺さぶってきました。
昨年の歴史的名勝負の再現を望むのは無理スジながら、ダイワスカーレットやディープスカイのためにも、明日もう1回だけ、心震わすレースで酔わせて欲しいと願っています。
末脚一閃!頑張れ!ウオッカ!
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